離婚して4年が経った。
離婚したとき、元夫のことを何がなんでも一生恨んでやるという気持ちでいたのに、今となってはその恨みはとても小さくなっている。
LINEとか普通に送り合ったりしてる。たいへん穏やかで、平和な感覚。心が健康。
なぜなのか。
人はずっと恨みを維持し続けることなんて出来ないのかもしれない。別に完全に許したというわけじゃなく、「どうでもいい」という域に近いけど。過去のことだしな、という感覚。
理由の1つに、元夫と居たあの頃の自分とはだいぶ変わった、ということも考えられる。
音楽や漫画など好きなものが随分変わった。着る服や髪型も随分変わった。仕事への価値観も変わった。
自分だけではなくて、付き合っていた頃によく行ったあの思い出の場所も、これからは「子供と行った場所」に上書きされていく。今の自分は元夫と居た頃の自分ではない。
特に意識していたわけではないけど、もしかしたらちょっと意識してたかもしれない。
4年前のあのボロボロだったときの自分から、逃げようと。そうやってちょっとずつちょっとずつ変わってきて、ようやくあの頃を"過去"として受け止められる。今じゃ飛行機から、小さくなった地上を遥か上空から見下ろしている気分。
4年前は「もう人生終わりだな」と悲観的になってたけど、「ぜんっぜん大丈夫だよ」と言ってあげたい。
ぜんっぜん大丈夫です。
養育費ちゃんと払ってくれてるかどうかは重要で心の健康に影響してくるけどね…。